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三笠宮さまご逝去 両陛下7日間、喪に服す

2016年10月27日 15:52
三笠宮さまご逝去 両陛下7日間、喪に服す

 天皇陛下の叔父にあたる100歳の三笠宮さまが27日朝、亡くなられた。天皇皇后両陛下は7日間、喪に服すことが発表された。

 三笠宮さまのご遺体は午前11時過ぎ、入院先の聖路加国際病院から車で運ばれ、赤坂御用地に到着した。昭和天皇の14歳年下の弟で、天皇陛下の叔父にあたる三笠宮崇仁さまは、記録に残る皇族の中で最高齢の100歳だった。

 宮内庁・加地隆治宮務主管「崇仁親王殿下には本日8時34分、聖路加国際病院にて薨去(こうきょ)されました」

 宮内庁によると、三笠宮さまは今年5月に急性肺炎で聖路加国際病院に入院した後、心臓機能が低下し、一時体調が不安定な時期もあったが、最近は持ち直し、手足を動かすなどの運動もしていたという。そして、27日朝も通常通りに起床し、午前7時40分までは安定していたということだが、その後、容体が急変し、午前8時ごろ心停止の状態になった後、午前8時34分、心不全で亡くなられたという。妃の百合子さまが、26日から同じ病院に検査入院していたため、急きょ病室に呼ばれ最期を看取られたという。

 三笠宮さまがお亡くなりになったことを受け、天皇皇后両陛下は来月2日までの7日間喪に服されるという。27日午後5時から予定されていた天皇陛下とフィリピンのドゥテルテ大統領との懇談もとりやめとなり、来月1日に予定されていた秋の園遊会も中止となった。

 赤坂御用地には、先程も常陸宮さまが入られるなど、皇族方が弔問に訪れている。今後は約10日後をメドに葬儀にあたる「斂葬の儀」がとりおこなわれ、三笠宮さまのご遺体は豊島岡墓地に埋葬されることになる。

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