“ドローンで宅配”実証実験 愛媛県今治市
今年、国の「国家戦略特区」の指定を受けた愛媛県今治市。離島での物資輸送を想定したドローンによる宅配の実証実験が行われた。
住民がスマートフォンを使って野菜を注文すると…島内の600メートル離れた場所で無人航空機、ドローンが動き始めた。
今治市は今年、地域限定で規制緩和を行う国の「国家戦略特区」に指定された。これを受けこの実証実験は、高齢化が進み買い物難民が増える島しょ部などでの住民支援を目的に行われたもの。
このドローンは往復5キロの距離で2キロまでの荷物を宅配することが可能だという。
今治市・菅良二市長「最近の技術革新はすごいですね。きっとこれは実際に役に立つ方向が、あっという間に広がってくるんじゃないか」
今治市では、今後も実験を続け、宅配のほか災害時での物資輸送にも活用したい考え。今回の事業に参加した楽天では、3年以内の実用化を目指したいとしている。