３１日朝、都心と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス（ＴＸ）」の新御徒町駅で、全てのホームドアが開いた状態のホームに電車が進入するトラブルがあった。

　つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道によると、３１日午前５時１０分頃、秋葉原発－つくば行きの始発普通電車が新御徒町の下りホームに進入した際、運転手が駅のホームドア２４か所が全て開いたままになっているのを発見したという。運転士は非常ブレーキを使用し電車は所定の位置より５５メートル手前に停止したという。当時、電車には客が５０人ほど、ホーム上にも客が６人いたが、ケガ人はなかった。

　駅の係員が、営業開始前の点検でホームドアを閉めることを忘れたということで、首都圏新都市鉄道は「基本動作の確実な実施と係員相互の確認と連絡の徹底を行うように指導する」としている。