「拉致問題を最優先に」被害者家族が訴え
6日、北朝鮮による拉致問題の解決を訴える集会に被害者家族が出席し、政府はこの問題を最優先に取り組んでほしいと、改めて求めた。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(78)「今こうしている間でも、被害者たちは今か今かと助けを待っています。帰国に実際に結びつく実質的な協議を、早く計画して実施してもらいたい」
田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さん(39)「拉致問題という人の命に関わる問題は、一番早く解決しなければいけない問題。人の命には寿命がある」
6日に都内で開かれた集会で、拉致被害者の家族はこのように述べ、「拉致問題を核やミサイルの問題と切り離して、第一優先で取り組んでほしい」と政府に改めて求めた。
また集会には、東京都の小池知事も出席し、北朝鮮に向けて放送されるラジオ放送の公開収録に家族らとともに参加した。