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世界の高校生ら、災害リスク軽減へ“宣言”

2016年11月26日 20:06
世界の高校生ら、災害リスク軽減へ“宣言”

 世界各国の高校生たちが津波や防災について考える「世界津波の日」高校生サミットが高知県黒潮町で開かれ、「未来の災害リスク軽減のために行動すること」などを盛り込んだ宣言を採択した。

 「世界津波の日」高校生サミットは、11月5日の「世界津波の日」にちなんで開かれたもので、日本を含む30か国・約360人の高校生が参加し津波や防災について考えた。

 高校生たちは、黒潮町にある津波避難タワーを見学、次の南海トラフ地震で最大34メートルの津波が来ると予想される黒潮町が進める防災への取り組みを学んだ。

 トンガの高校生「津波に対してこれだけ準備していることに大変感銘を受けた。人々の普段の努力がとても印象的だった」

 サミットは、「未来の災害リスクの軽減のために『学ぶこと』『行動すること』『創造すること』の3つを私たち世界中の高校生が続けていきたい」という「黒潮宣言」を採択して閉幕した。