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「世界津波の日」 和歌山でも避難訓練

2016年11月5日 20:35
「世界津波の日」 和歌山でも避難訓練

 国連が定めた「世界津波の日」を初めて迎えた5日、和歌山でも避難訓練が行われた。

 「世界津波の日」の由来となった故事が残る和歌山県広川町では、100人が訓練に参加した。訓練は紀伊半島沖で起きたマグニチュード9.1の南海トラフ地震により、電車の走行中に津波が発生した想定で行われ、運転士は電車の乗客を地域が指定する避難場所へ安全に誘導した。

 世界津波の日は、1854年の安政南海地震の際、広川町の濱口梧陵が村人を高台に避難させ、多くの人を津波から救った故事にちなみ、去年、国連で制定された。ゆかりの地での訓練に参加した子供たちも防災意識を高めている様子だった。