協議難航も…バレーボール会場の結論先送り
東京オリンピック・パラリンピックの会場見直し問題で、IOCや東京都など4者によるトップ級協議が行われ、最大の焦点のバレーボール会場については結論が先送りになった。
4者のトップ級協議では、「水泳」は計画通り「アクアティクスセンター」を、コスト削減して新設することが確認された。「ボートとカヌー」は、宮城の「長沼ボート場」の案を断念し、東京の「海の森水上競技場」を整備することで一致したが、常設か仮設かの判断は持ち越された。また、最大の焦点だった「バレーボール」は、「有明アリーナ」案と「横浜アリーナ」への変更案について小池知事が「更なる検証をしたい。クリスマスごろまでに結論を出したい」と述べ、判断が先送りになった。
小池知事「コストの面、全体の動線、観客の動き、そういったことの精査はまだ途中なので、それを完成していき、最後はまさしく総合的に判断しようと思っています」
この背景には「横浜アリーナ」に変更したい小池知事の強い意向があるとみられるが、組織委員会などは「有明アリーナ」の新設を強く求めており、今後の協議は難航しそうだ。