五輪バレー会場「横浜アリーナ」へ変更案も
2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場計画の見直しについて、都の調査チームがバレーボールなどの会場を『横浜アリーナ』に変更する案を本格的に検討していることが分かった。
都の調査チームは、バレーボールなどの会場として東京・江東区に新たに建設予定の『有明アリーナ』について、観客席の規模の縮小か、他の既存の施設の変更を提案していたが、調査チームが『横浜アリーナ』へ変更する案を本格的に検討していることが都の幹部への取材で分かった。
『横浜アリーナ』は、座席数がオリンピックの開催基準より少なくウオーミングアップ用のコートが足りない点などが懸念されていたが、調査チームは国際大会開催の実績があることから、改修や仮設施設で対応できないか検討に入っているという。
一方、来日しているIOC(=国際オリンピック委員会)のコーツ副会長は19日、日本テレビの取材に対し、ボートとカヌーの会場として見直しの対象となっている『海の森水上競技場』について、「過去の大会でも海水でボート競技を行っているので問題ない。IOCは問題にしておらず日本選手も気にすべきではない」と話した。
東京の臨海部に建設予定の『海の森水上競技場』を巡っては、一部の選手から「海水でボートが傷む」など否定的な声が上がっていた。