シンガポール大統領夫妻を歓迎 宮中晩餐会
シンガポール大統領夫妻を歓迎する宮中晩さん会が開かれ、天皇陛下は太平洋戦争の犠牲者のことを「忘れてはならない」と述べられた。
30日夜、皇居でシンガポールのタン大統領夫妻を迎え、天皇・皇后両陛下主催の宮中晩さん会が行われた。天皇陛下はあいさつの中で、太平洋戦争当時に日本軍がシンガポールを占領した歴史について触れられた。
「私どもはいまも先の大戦に際し、貴国の地において、多くの人々が、尊い命を失い、あるいはさまざまな苦難を受けたことを忘れてはならないと思っております」
そして陛下は、両国の50年にわたる友好協力関係を喜ばれた。また、東日本大震災の際のシンガポールからの多大な支援に深い感謝の意を表されている。