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インフルエンザ患者約4万人増 流行広がる

2016年12月9日 15:49
インフルエンザ患者約4万人増 流行広がる

 インフルエンザの患者数が、今月4日までの1週間で前の週より約4万人増加し、流行はさらに広がっている。

 厚生労働省によると、今月4日までの1週間に全国から報告された患者数は1医療機関あたり平均で2.49人と、流行開始の目安とされる「1」を超え、前の週の1.79人からさらに増えている。特に栃木、千葉など関東での流行の広がりが目立っている。

 この1週間で患者は約4万人増え、全国で14万人が感染していると推定される。ただ例年よりも早く流行時期に入った今シーズンだが、今月に入って、患者数の増加は緩やかになっているという。

 今シーズンは、高齢者が重症化しやすいA香港型が主流とみられ、肺炎を引き起こす恐れがあるため注意が必要。