北海道は上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、札幌市内を中心に大雪となり、列車や市電など一部の交通機関に運休が発生している。

　北海道は冬型の気圧配置となり、札幌市を中心に大雪となっている。札幌市内では、９日夜から雪が降り始め、１０日午前１０時までの降雪量は４３センチとなった。この大雪の影響で、札幌市内を走る市電は始発から運休となっていて、復旧のめどは立っていない。

　一方、ＪＲ小樽駅では大雪のため、線路の架線から列車に電気を送る装置にトラブルが発生した。新千歳空港行きの快速列車など計４２本が運休となったが、順次運行を再開している。

　この大雪で空の便でも道内便を中心に、これまでに２７便が欠航している。また、札幌に隣接する北広島市内の国道では、４台の車が絡む追突事故が発生して男性１人が軽いけがをしている。