アメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」が不時着し大破した事故で、アメリカ軍は運用を停止していた沖縄のオスプレイの飛行を１９日午後、全面再開させる方針で、沖縄側の反発は必至。

　１９日朝、沖縄防衛局の中嶋局長が沖縄県庁を訪れ、アメリカ軍が１９日午後２時からオスプレイの運用を全面再開させる考えであることを沖縄県側に伝えた。また、１３日に名護市の海岸に不時着しようとして大破した事故が空中給油の訓練中に起きたことを踏まえ、空中給油訓練は当面中止するという。

　翁長知事「（飛行再開を）許してしまったらまたどんどんどんどん飛んでいく。沖縄県民の気持ちを逆なでするようなものですから」

　翁長知事は１８日、飛行再開は認められないと批判していて、沖縄県側には十分な事故の説明がないままの飛行再開に、オスプレイの配備撤回を求める沖縄の反発はさらに激しくなりそうだ。