陛下 一般参賀で新潟火災の被災者気遣う
天皇陛下は23日、83歳の誕生日を迎え午前中の一般参賀では、22日に新潟でおきた大規模火災の被災者を気遣われた。
天皇陛下「きのうは新潟で強風の中、大きな火災がありました。多くの人が寒さの中、避難を余儀なくされており健康に障りのないことを願っています」「来年が明るくまた穏やかな年となることを念じ、皆さんの健康と幸せを祈ります」
皇居・宮殿で行われた一般参賀は天皇陛下の「退位」の意向が明らかになって以来初めてとあって、午前11時現在で去年より9000人多い、2万8000人あまりが集まった。
参賀者「天皇陛下が生前退位をおっしゃったんで、公に出られなくなる前に来ようと思いました」「平成生まれですのでまだひと目みたことがなかったので(来た)」
一方、記者会見では「退位」をめぐるお気持ち表明について初めて語られた。
天皇陛下「8月には天皇としての自らの歩みを振り返り、この先の在り方、務めについて、ここ数年考えてきたことを内閣とも相談しながら表明しました。多くの人々が耳を傾け各々の立場で親身に考えてくれていることに、深く感謝しています」