ウクライナの警察幹部 日本で研修始まる 検視や鑑識の技術など学ぶため
ロシアによる侵攻が続くウクライナの警察幹部が来日し、遺体の身元確認のための検視の技術などを学ぶ研修が10日から始まりました。
警察庁・筒井洋樹長官官房審議官
「同じ警察の仲間として、私どもの経験や知見をしっかり共有させていただきたいと思っています」
警察庁によりますと、ロシアの侵攻が続くウクライナでは多数の身元不明の遺体があり、身元確認が難航しているということです。
来日したウクライナ国家警察の鑑識部門の幹部10人は10日から5日間、検視や鑑識の技術について研修を受けるということです。
10日午後には、警視庁麻布警察署で鑑識作業を体験したほか、今後は東日本大震災で多数の遺体の身元を確認した福島県警などを視察する予定です。