薩摩硫黄島で噴火警戒レベル2に引き上げ
気象庁は鹿児島県三島村の薩摩硫黄島で火山活動が高まっているとして、5日午前11時に噴火警戒レベルを火口周辺規制の2に引き上げた。小規模な噴火に警戒が必要。
気象庁によると、鹿児島県三島村の薩摩硫黄島では今月1日から火山性地震が増え、4日は49回、5日も午前11時までに21回と多い状態が続いている。火山活動が高まっていることから、気象庁は午前11時に薩摩硫黄島の噴火警戒レベルを火口周辺規制の2に引き上げた。
気象庁では火口からおおむね1キロの範囲に大きな噴石が飛散する程度の小規模な噴火が発生する可能性があるとして、注意を呼び掛けている。
薩摩硫黄島の噴火警戒レベルが2に引き上げられたのは2013年6月にごく小規模な噴火をした時以来。硫黄島には、今月1日現在、62世帯124人が暮らしていて、登山道はすでに立ち入り禁止となっている。