東海道線「陥没」で見合わせ…ようやく再開
11日未明、愛知県内のJR東海道線の線路脇で陥没が見つかり、現場付近の上下線で始発から運転見合わせとなった。このため多くの通勤通学客に影響が出たが、午後4時頃に運転が再開された。
線路上に集まる、大勢の作業員。復旧作業は、早朝、まだ暗い時間から行われていた。11日午前1時半頃、愛知県内を走る東海道線・岡崎駅と西岡崎駅間で、上りの線路脇に陥没があるのをJR東海の係員が発見した。
線路の土台部分のコンクリートはひびが入り、複数に分裂。線路は、長さ8メートル、幅7メートルほどにわたり影響を受けたという。けが人はいなかった。この影響で、東海道線は始発から運転を見合わせ、多くの乗客に影響が出た。
利用客「みんなツイッターで(学校へ)行けない、行けないと困っていた」「バスの方見てきたけどすごい人。バスに乗るのもだいぶ時間がかかりそう」「名鉄の振り替え輸送やっているけど人がすごすぎるので、きょうは休むかな」
突然の陥没の原因は──。
近所に住む人「しょっちゅうこの辺が床上、床下(浸水)になる」
実は、近くを流れる鹿乗川は2008年、岡崎での豪雨で氾濫し、住宅に浸水被害を及ぼしていた。こうした状況から、愛知県がJR東海に依頼し、線路の下に川の氾濫を防ぐための水路をつくる工事が行われていた。工事を依頼した愛知県は、水路をつくる際に掘られた穴に水が流れ込み陥没が起きたとみている。