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スマホで…センター試験、12人が不正行為

2017年1月16日 1:48

 大学入試センター試験は2日目の15日も、開始時刻の繰り下げなど大雪による影響が各地で出た。

 センター試験2日目の15日は、理科と数学の試験が行われた。大学入試センターによると、雪による交通機関の乱れのため、京都、三重、広島県内など12会場で、午前9時半の試験開始時刻を1時間繰り下げて実施した。

 また、愛知や京都、大阪、広島など21会場では、遅れてきた受験生を別室で、最大1時間半繰り下げて受験させたほか、京都など3会場に雪で大幅に遅れてきた5人は、来週末の再試験を受けることになった。

 雪による繰り下げを行った会場数は10年間で最も多く、影響を受けた受験生は約1万1000人に上っている。

 一方、今回のセンター試験の2日間で、12人がカンニングなどの不正行為を行い、この10年で最多となった。

 愛知県の会場では、「地歴・公民」の試験でスマートフォンで撮影した教科書の画像を盗み見ていたケースや、北海道の会場で「簿記・会計」の試験中に6人が電卓を使ったケースなどがあった。

 12人は全受験科目が無効とされた。