「保護なめんな」問題 弁護士ら要望書提出
神奈川県小田原市で、生活保護担当の職員が「保護なめんな」などと書かれたジャンパーを着用して業務にあたっていた問題で、弁護士らが24日、市に検証委員会の設置などを要望した。
この問題は、小田原市の生活保護担当職員の有志が10年間にわたり、「保護なめんな」などと書かれたジャンパーを着用して業務にあたっていたもの。24日、弁護士や作家などからなる生活保護問題に取り組む団体が小田原市に対し、検証委員会を設置してなぜこのようなジャンパーが作製され、10年間も引き継がれてきたのか経緯を明らかにし、再発防止を求める要望書を提出した。
生活保護問題に取り組む団体「ごくまれにしかない不正受給をクローズアップして、ジャンパーに書き入れて、日常業務にあたるということ自体が問題があると言わざるを得ない」
小田原市は「人権に関する研修を行うとともに、検証委員会の設置を考えていきたい」としている。