関東上空に奇妙な雲…正体は「彩雲」
24日夕方、関東地方を中心に見られたカラフルなレンズ状の雲。正体は「彩雲」だ。
「彩雲」は、上空およそ10キロメートルの高い層にできる氷の粒でつくられた雲のことで、夕日が当たるとプリズム効果で鮮やかに見える。
そして、冬型の気圧配置が強まり、北西の季節風が日本海から山を越えたときに起きる波動の影響で、この彩雲がレンズ状になったという。
一部、ネット上では、24日午後に鹿児島県で打ち上げられたH2Aロケットの影響ではないかとの憶測もあったが、東京航空地方気象台は、「特に珍しいことではなく、ロケットの打ち上げとは関係ないだろう」としている。