原発事故後も診療の病院に新医師 福島
福島第一原発の事故の後も診療を続けていた福島県広野町の高野病院では去年、火事で院長が亡くなり常勤の医師が不在となっていたが1日、新たな常勤の医師が赴任した。
高野病院の新たな院長となるのは、東京都の病院に勤務していた中山祐次郎医師(36)。約60人の職員を前に着任の挨拶をした。
中山医師「困ったことがあったら何でも言ってください。私が全てを解決できるわけではないが、一緒に考えられるので、何でも言ってください」
約100人の入院患者を抱えていた高野病院は、福島第一原発の事故後も診療を続けていたが、去年、唯一の常勤の医師だった院長が火事で亡くなり存続が危ぶまれていた。
中山医師の着任で外来の診察も再開されるが、勤務は3月末までの期間限定で、その後の病院体制についての見通しは立っていない。