森友学園、指導「不適切」認め“認可”要請
学校法人・森友学園が3日、大阪府に対し、幼稚園での指導が一部「不適切」だったと認めた上で再発防止策を提示し、小学校開校の認可を改めて求めたことが分かった。
学校法人・森友学園は、格安で購入したとされる国有地で4月に小学校の開校を目指している。専門家らでつくる私学審議会が小学校設置の認可について審査を行っているが、3日、籠池理事長らは大阪府の教育庁を訪れ、幼稚園の園児らに「安倍首相がんばれ」などと発言させたり、保護者への手紙に差別的な表現があったりしたことを「不適切だった」と認めた。
今後はコンプライアンス室を設置し、保護者への配布資料の表現を弁護士がチェックするなどの再発防止策を提示した。また、校庭に山積みになっている産業廃棄物を早期に搬出することを約束し、4月の開校に向けて改めて「認可」を求めた。