台風第11号に関する総合情報(23:17)
気象庁によると、小笠原諸島では30日未明にかけて、うねりを伴った高波や、土砂災害に警戒してください。
気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
強い台風第11号は、29日22時には、父島の西約120キロにあって、1時間におよそ35キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径75キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風は引き続き西へ進み、31日から9月3日にかけて非常に強い勢力となって、沖縄地方へ接近する見込みです。
[防災事項]
<暴風・強風・高波>
台風は小笠原諸島から次第に遠ざかりつつありますが、30日未明にかけて非常に強い風が吹き、海上はうねりを伴って大しけとなるでしょう。
沖縄地方では31日は大東島地方を中心に一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き、猛烈にしける所がある見込みです。
30日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
小笠原諸島 23メートル(35メートル)
30日にかけて予想される波の高さは、
小笠原諸島 7メートル
31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄地方 30から40メートル(40から60メートル)
31日に予想される波の高さは、
沖縄地方 9メートル
の見込みです。
小笠原諸島ではうねりを伴った高波に警戒し、強風に注意してください。
沖縄地方では、31日は風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。また、うねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
<大雨>
台風周辺の発達した雨雲により、小笠原諸島では30日未明にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
31日0時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
小笠原諸島 50ミリ
の見込みです。
土砂災害に警戒してください。
[補足事項]
今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和4年 台風第11号に関する情報(総合情報)」は、30日5時頃に発表する予定です。