ランニングマシン利用中に倒れ、心肺停止の男性を救助 ジム利用者らに感謝状
スポーツジムでランニングマシンを利用中に突然倒れ、心肺停止状態となった男性に心臓マッサージなどをして救命につなげたとして、利用者やインストラクターら3人に感謝状が贈られました。
東京消防庁から感謝状が贈られたのは、橋本美智子さんら3人です。
橋本さんは6月、東京・北区の「ティップネス王子店」を利用していた際に、ランニングマシンを利用していた60代の男性が突然倒れた場面に遭遇しました。
すぐに従業員の2人と連携して心臓マッサージなどを行ったことで、男性は救急隊が到着した際には呼吸が回復した状態で、その後、一命をとりとめました。
また、3人は119番通報をした際、スマートフォンで現場を撮影しながら指令室に映像を送信できる「Live119」というシステムを使い、指示を受け、AEDなどを使って応急処置も行ったということです。
橋本美智子さんは「助かってくださって良かった。命の重さを感じました」と話しました。
東京消防庁は「その場に居合わせた方が、それぞれ適切な判断と行動をとってもらったのが今回の結果につながったと思います。より一層、救急救命の普及啓発につとめていきます」としています。