新潟県中越沖地震から10年 各地で黙とう
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15人が犠牲となった新潟県中越沖地震から16日で10年がたった。被災地の新潟・柏崎市では、地震発生の時刻に合わせ各地で黙とうがささげられた。
新潟県中越沖地震は2007年7月16日に発生した。最大震度6強。15人が死亡し、7万5000棟を超える建物が被害を受けた。
発生から10年の節目の16日、柏崎市では遺族などが参列して追悼式が行われた。地震発生時刻の午前10時13分に黙とうをささげた後、犠牲者を悼んで花を手向けた。
地震で父親を失った猪俣宏さん「壊れた建物とか、そういったものはなおすこともできますし、あたらしくつくることもできますけど、人の命はかえってこないんだなと、そういったことをあらためて感じました」
16日は、柏崎市中心部にあり市民から親しまれている「えんま堂」でも黙とうがささげられた。このえんま堂も地震で建物の一部が崩れる被害が出ている。
被災地は一日、鎮魂の祈りに包まれる。