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能登半島“付け根”の氷見市、一時ほぼ全域で断水し…<中継>

2024年1月19日 17:13
能登半島“付け根”の氷見市、一時ほぼ全域で断水し…<中継>
能登半島地震から19日で19日目となります。富山県氷見市の観光施設から、「news every.」藤井貴彦キャスターが中継。

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私は富山県氷見市にある「ひみ番屋街」という観光施設に来ています。建物の中には鮮魚店や飲食店などが並び、年間およそ120万人が訪れる富山県内有数の観光施設となっています。

建物の向こう側には富山湾が広がっています。この時期は脂がのった「ブリ」や「ベニズワイガニ」などが食べられる、極上の季節です。

氷見市は能登半島の付け根部分に位置していて、今回、特に被害の大きかった石川県珠洲市や輪島市にも遠くない場所です。元日の地震で、氷見市は震度5強を観測しました。

この施設の目の前にある駐車場には、地面から噴き出た砂がたまっています。この場所も、地震直後は地面に多くのヒビが入り、液状化現象の影響で水が噴き出たため、駐車場が水浸しとなりました。液状化は富山県の広い範囲で発生し、住民の皆さんは地面からあふれた土砂の片付け作業に追われたといいます。

こちらの駐車場はおよそ200台が止められますが、地震による砂やヒビの影響で3分の1ほどが使えなくなっているといいます。しばらくの間は、ほとんどの店で休業を余儀なくされました。