沖縄防衛局 辺野古のサンゴ移植許可を申請
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古沿岸で見つかった絶滅危惧種のサンゴをめぐり、防衛省沖縄防衛局は別の場所に移植するための許可を沖縄県に申請した。
沖縄県庁には26日午前、沖縄防衛局の職員が訪れ、移植のためにサンゴを採取する許可の申請書を提出した。
辺野古沿岸では今年7月、沖縄防衛局の調査で、環境省の「レッドリスト」に掲載されたオキナワハマサンゴなど絶滅危惧種のサンゴ14群体が見つかったが、ほとんどは先月までに死滅が確認され、沖縄防衛局は残る1群体を別の場所に移植する方針。
これに対し、普天間基地の辺野古移設に反対する沖縄県はサンゴの採取を認めるかどうか、慎重に審査するとみられ、工事のスケジュールに影響する可能性もある。