南阿蘇村・立野地域「長期避難世帯」を解除
熊本地震で大規模な土砂崩れが起きた熊本県南阿蘇村の立野地域で「長期避難世帯」の指定が31日、解除された。
31日は、南阿蘇村の吉良清一村長が熊本県庁を訪れ、古閑陽一健康福祉部長に「長期避難世帯」指定解除の申請書を手渡した。
立野地域の住民が避難している大津町の仮設団地では、解除に向けて住民が立野に戻るための準備を始めた。
立野地域の360世帯、880人は土砂災害の恐れや断水などから去年10月末、「長期避難世帯」に指定され、多くの住民が村の外に避難している。
南阿蘇村では阿蘇長陽大橋が開通し、水道も応急復旧できたことから県に「長期避難世帯」解除の申請をした。これを受けて県は指定を解除した。