【1か月予報】暖春に突入!桜の開花早まる?
3月は周期的な寒暖の変化を繰り返しつつ、次第に気温が高くなる時期です。この先1か月の気温は、北海道から九州の広範囲で、平年より高くなる可能性があり、季節の進みが例年より早いと感じるでしょう。西日本から関東では桜の開花時期も早まりそうです。
■北日本(北海道・東北)
北海道・東北では、平年よりも暖かな日が多いでしょう。2月28日から3月1日頃にかけては、4月並みの陽気の所もあるでしょう。3月3日から7日頃にかけても平年より高めの気温となりそうです。3月11日から24日頃にかけての気温も平年より高い見込みです。
周期的な寒暖変化の中で寒の戻りはありますが、この先1か月で平均した気温は平年より高くなる見込みです。季節の進みが例年よりも早いと感じるでしょう。東北地方では例年より早くスギ花粉のシーズンとなりそうです。
北日本の日本海側では、この先1か月の日照時間が平年よりも多く、降水量・降雪量は平年より少ないでしょう。気温が高いこともあり、融雪が進みそうです。
北日本の太平洋側におけるこの先1か月の日照時間は、ほぼ平年並みの見込みです。降水量についてもほぼ平年並みでしょう。
■東日本(北陸・関東甲信・東海)
北陸・関東甲信・東海では、平年よりも暖かな日が多いでしょう。2月28日から3月1日頃にかけては、4月並みの陽気の所もあるでしょう。3月3日から7日頃にかけても平年より高めの気温となりそうです。3月11日から24日頃にかけての気温も平年より高い見込みです。一時的な寒の戻りはありますが、季節の進みが例年よりも早いと感じるでしょう。
関東甲信・東海では、3月上旬にスギ花粉のピークとなり、ヒノキ花粉も例年より早く飛び始めるでしょう。桜の開花時期も早まる可能性もあります。
北陸では、この先1か月の日照時間が平年よりも多く、降水量・降雪量は平年より少ないでしょう。気温が高いこともあり、積雪地帯の融雪は進みそうです。
関東甲信・東海では、この先1か月の日照時間が平年並みか多い見込みです。この先1か月の降水量は平年並みか少ないでしょう。
■西日本(近畿・中国・四国・九州)
2月25日から3月3日頃にかけての気温は、西日本各地でほぼ平年並みとなるでしょう。3月4日から3月10日頃にかけての気温は、近畿・中国・四国・九州北部では平年より高いでしょう。九州南部では平年並みか高い見込みです。3月11日から24日頃にかけての気温は、西日本各地で平年より高い見込みです。特に3月の気温は平年より高めとなるため、ヒノキ花粉のピークの時期が早まる可能性があります。また、3月半ば以降は、例年より早く桜が開花する所もあるでしょう。
この先1か月の日照時間は、西日本各地で平年よりも多いでしょう。この先1か月の降水量は、西日本各地で平年よりも少ない見込みです。
■奄美・沖縄
1月25日から3月3日頃にかけての気温は、平年並みか低くなる見込みです。3月4日から3月24日頃にかけての気温は、ほぼ平年並みの見込みです。
2月25日から3月10日頃にかけて、奄美では高気圧に覆われることが多く、例年より晴れる日が多いでしょう。沖縄も低気圧や前線の影響を受けにくく、例年より曇りや雨の日が少ないでしょう。
この先1か月の日照時間は、平年並みか多いでしょう。この先1か月の降水量は、少ない見込みです。
■1か月予報(2月25日から3月24日までのまとめ)
<気温の確率予想 低い・平年並み・高い>
北日本:10%・20%・70%
東日本:10%・30%・60%
西日本:20%・30%・50%
奄美・沖縄:30%・40%・30%
<降水量の確率予想 少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):50%・30%・20%
北日本(太平洋側):40%・30%・30%
東日本(日本海側):50%・30%・20%
東日本(太平洋側):40%・40%・20%
西日本(日本海側):50%・30%・20%
西日本(太平洋側):50%・30%・20%
奄美・沖縄:50%・30%・20%
<日照時間の確率予想 少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):20%・30%・50%
北日本(太平洋側):30%・30%・40%
東日本(日本海側):20%・30%・50%
東日本(太平洋側):20%・40%・40%
西日本(日本海側):20%・30%・50%
西日本(太平洋側):20%・30%・50%
奄美・沖縄:20%・40%・40%
<降雪量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):60%・30%・10%
東日本(日本海側):60%・30%・10%
(参考:気象庁 週間予報・2週間気温予想・季節予報)