草津白根山 火山性地震、多い状態続く

気象庁は、23日の草津白根山の噴火について、予測が難しい「水蒸気噴火」である可能性が高いと発表した。
気象庁によると、国の研究所が草津白根山の噴火で出た火山灰などを分析したところ、マグマが地下水を熱し、その水が蒸発することで起きる「水蒸気噴火」の可能性が高いことが分かったという。
「水蒸気噴火」は前兆をつかみにくく、予測は難しいとされている。
一方、地下の熱水やマグマなどが移動することによって起きる「火山性微動」が24日に4回観測されていて、火山性の地震の回数も多い状態が続いているという。
気象庁は、火山活動は引き続き活発で、さらなる噴火の可能性もあるとして、火口の鏡池付近から2キロの範囲では、噴石などに警戒するよう呼びかけている。