白根山噴火 気象庁は引き続き警戒呼びかけ
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23日に噴火した、群馬県の草津白根山は、新たに火山性微動などは観測されていないが、気象庁は引き続き警戒を呼びかけている。
気象庁によると、23日に噴火した草津白根山では24日午後3時以降、地下の熱水などの移動を示す火山性微動や、地震などは観測されていない。落ち着いた状態が続いているが、気象庁は今後も噴火の可能性があるとして、入山を規制する噴火警戒レベル「3」を維持し、警戒を呼びかけている。
一方、現場の警戒区域では、吹雪などで中断していた警察と消防の捜索活動が25日午前、始まった。また、草津町では25日も、関係する担当者や専門家が集まり対策に当たっているが、気象庁が噴火警戒レベルを3に引き上げた際、町に対して事前に連絡をしていなかったことがわかった。
事前連絡は規則ではないが、草津町の黒岩町長は、「今後、情報共有を密にしてほしい」と気象庁に申し入れている。