蔵王山 噴火警戒レベル「2」に引き上げ
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気象庁は30日、宮城県と山形県にまたがる蔵王山で、小規模な噴火の可能性があるとして噴火警戒レベルを、火口周辺の立ち入りを規制する「2」に引き上げた。
気象庁によると、蔵王山では30日の午後2時過ぎ頃から地下の熱水などの移動を示す振幅の大きな火山性微動が観測された。
気象庁はこれを受け、小規模な噴火が起きる恐れがあるとして、噴火警戒レベルを火口周辺の立ち入りを規制する「2」に引き上げた。
噴火が想定される「馬の背カルデラ」から約1.2キロの範囲では、飛来する大きな噴石に警戒が必要。
蔵王山をめぐっては、28日夜と30日、立て続けに火山性微動や火山性地震が観測され、山の南側が膨張する傾向が続いている。