地震発生…防災放送から大音量「セカオワ」
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19日午前3時31分ごろ、愛媛県などで地震が発生した。震度4を観測した宇和島市では、243基の屋外スピーカーと各家庭に配布されている約2万7500台の防災ラジオから、人気バンド「SEKAI NO OWARI」の曲が誤って放送された。
まだ多くの人が寝ていた時間。大音量で2回も楽曲が流れたトラブルに、市民からは困惑の声が…。
「逃げる用意をするのに着替えてましたら、何か変なというか、メロディーが流れてきました」「防災ラジオの方から音楽が流れて、何だろうこれ?って」「結構音量が高かったのでちょっとびっくりして」
防災放送は、コミュニティーFM局の番組に割り込む形で気象庁の震度速報を伝える仕組みだが、今回、システムに不具合が発生。切り替えがうまくいかず、その時流れていた音楽番組がそのまま放送された。一方、本来、伝えるべき震度などの情報は無音となり、放送できなかったという。
宇和島市危機管理課・山下真嗣課長「今回の不具合につきましては早急に原因を究明いたしまして再発防止に努めていきたい。万全の態勢をとりたいと思っております」