下水道に紙オムツ流す実証実験へ
高齢者の増加などにともない、今後、増えることが見込まれる使用済みの紙オムツについて、国土交通省は、下水道に紙オムツを流して捨てるなどの実証実験を2018年度から始める。
使用済みの紙オムツはゴミ出しの負担が大きいことや、臭いなど衛生面の問題で保管が難しいことなどから、子育ての現場や介護の現場でもその処理が課題になっている。
13日に行われた検討会では、専用の装置で紙オムツを粉砕した上で、下水道にそのまま流す案などが提示された。
国土交通省は、2018年度から粉砕した紙オムツを下水道に流す実証実験を始め、下水道や環境への影響、費用負担などを検討することにしている。その上で、2022年度をめどに実施に向けたガイドラインを作成する方針。