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千葉県東方沖 地震活動続く「震度5弱程度おきる可能性」

2024年3月8日 20:59
千葉県東方沖 地震活動続く「震度5弱程度おきる可能性」

先月下旬から千葉県東方沖で地震活動が活発となっています。気象庁によりますと、千葉東方沖とその周辺では、8日午前8時までに震度1以上の地震が38回発生し、このうち震度4の揺れを観測する地震が3回おきているということです。

この地震活動は震源近くの房総半島沖のプレート境界で発生している「ゆっくりすべり」という現象に伴うもので、同様の現象は1996年、2002年、2007年、2011年、2014年、2018年とこれまでに6回確認されています。

また、この現象が確認された2018年7月には最大震度5弱の地震も発生しています。

気象庁の下山利浩地震情報企画官は8日の会見で、地震活動が活発な状態は継続していて、これまでの事例から今後も震度5弱程度の揺れを伴う地震がおきる可能性があるため注意してほしいと呼びかけました。

また地震活動の今後の見通しについては「具体的にいつまでと示すことはできない」と説明しています。

一方、2011年の東日本大震災の発生からまもなく13年となります。

気象庁によりますと、国内観測史上最大となるマグニチュード9.0の超巨大地震が発生した震源域とその周辺の余震域では、現在も時々、規模の大きな地震がおきるなど地震活動が活発な状態が続いていて東日本大震災がおきる前の状態には戻っていないということです。

気象庁は、東北地方の沖合はもともと地震が多いため日頃から強い揺れと津波への備えを進めてほしいとしています。