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台風、本州上陸のおそれ 被災地も厳重警戒

2018年7月27日 11:48
台風、本州上陸のおそれ 被災地も厳重警戒

強い台風12号は27日昼すぎから夕方に、小笠原諸島に最も近づく見通しで、西日本豪雨の被災地でもまとまった雨が降るおそれがある。広島県坂町から広島テレビの村田俊平記者が伝える。

広島県坂町小屋浦地区では、依然、1人の行方が分かっていない。住民による復旧活動が進む中、接近する台風へ警戒感を募らせている。

広島県内では107人が死亡し、3週間たった今も7人の行方が分かっていない。連日の猛暑と大量の土砂に阻まれ、捜索は難航している。

坂町小屋浦では猛暑の中、住民やボランティアによる懸命な復旧活動が続いている。家の中にはまだ大量の土砂やガレキが残っていて、復旧には時間がかかりそうだ。そんな中、住民は接近する台風12号に不安を募らせている。

被災した住民「鉄砲水が出たところが、また泥が出ないか、みなさんすごく心配してます。それと周りの土があふれないか、それが1番心配です」

坂町では砂防ダムが破壊されていて、少ない雨でも川が氾濫するおそれがあるという。県内では昼すぎから1時間に最大40ミリの激しい雨が降るおそれがあり、厳重な警戒が続いている。

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