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“ギョロ目”幻のイカを日本海で捕獲 専門家も驚き 島根

2023年5月30日 19:03
“ギョロ目”幻のイカを日本海で捕獲 専門家も驚き 島根

太平洋深海に生息するとされる「幻のイカ」が、日本海で捕獲されました。

水槽の中で、尾や足をなびかせ、ユラユラと泳ぐ生物。体長は20センチほど。半透明の体にオレンジ色の斑点。特徴的な、ギョロっとした大きな目。専門家にとっても、驚きの発見でした。

島根大学 隠岐臨海実験所・吉田真明准教授「驚きですね。こんなものがほんとに日本海で見つかるなんて。普通では考えられない」

このイカが見つかったのは今月24日。島根県隠岐の島町の沖合、およそ500メートル付近でした。日本海で生きたまま見つかるのは極めて珍しいとされる、「ホオズキイカ」の一種とみられています。

地元漁師が水深40メートルで定置網漁をしていたところ、その網の中に浮いていたということです。

専門家によりますと、普段は太平洋の深海1000メートル付近にいるということですが、餌を求めて上がってくる性質があり、早い潮の流れに乗って日本海まで流れついたのでは、と推測しています。