台風11号、あすにも直撃か 宮古島は今…繁華街では対策急ぐ
台風11号は今後、非常に強い勢力を維持しながら3日にも沖縄県宮古島を直撃するおそれがあります。現地から小林克之進記者の報告です。
◇
私は現在、宮古島の繁華街である西里大通りに来ています。2日は朝から晴れ間が見えていますが、暗い雲が島を覆うように流れていて、非常に不安定な天気が続いています。そして風が強く、突風のような強風が断続的に吹きつけている状況です。
こうした中、居酒屋などが多く立ち並ぶ西里大通りでは、ほとんどの店のシャッターは閉まったままで、多くの店がネットを張るなど暴風対策をし、台風に備えて臨時休業しています。
――Q.皆さん何を心配されていますか?
やはり一番はフェリーの欠航が続くことによって遮断される物流です。今月7日にオープンする予定だという居酒屋の店主は「台風の影響でオープン日が延びることはないと思うが、食材が入ってこないので、せっかくオープンしてもしばらくはドリンクのみの提供になってしまう」と話していました。
また、地元の方がよく訪れるというバーの店主は、停電が一番心配だとした上で、「しばらくは休業するが、台風が去ったらすぐにでも営業を再開できるように、保冷剤や氷とともに食材を冷やしている」と話していて、停電を前提としながらも、営業再開に向けた対策を行っていました。
気象庁によりますと、宮古島ではこのあと夜にかけて、最大風速が20メートルになる予想で、一層の警戒が必要です。