隅田川花火大会 順延開催で思わぬ影響も?
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日本列島を襲った台風12号。海水浴場が深刻な被害を受け、夏休み中のイベントの中止が相次ぐなどの影響が出た。そうしたなか、隅田川の花火大会は29日に開催されたが1日順延されたことの思わぬ影響も見られた。
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台風接近時、神奈川・湯河原町の海水浴場で撮影された映像では、荒れ狂う白波が海の家の目の前まで押し寄せていた。
その後、波は橋げたを乗り越えるほどに勢いを増し、十数軒あったという海の家はすべて高波に飲み込まれた。
「冷蔵庫だの氷の機械だのが全部波で浮いてましたよね」「みんな流されちゃったね」―早急に撤去を行いシーズン中の再開を目指したいという。
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週末予定されていた花火大会も中止が相次いだ。関東地方では8会場で台風接近を理由に中止に。少なくとも全国22会場で中止となった。
そんななか、29日に延期開催となった隅田川花火大会。
27日に大会延期が発表されたとき、思わず頭を抱えた大学生たちがいた。その後すぐに撤収したものの当日の早朝から出向き、同じ場所をゲットしたという。
浅草の浴衣のレンタル店では、延期決定後、150件ものキャンセルが出たという。大会当日は一転、多くの人でにぎわった。
しかし、台風による延期は思わぬ影響も。延期で参加できなくなった人や途中で帰る人たちもいた。
「土曜日来られる人が日曜日になってしまったことで来られなくなって」「月曜日はだいたい朝から会議が入っているので、早く行かないといけないのできょうは早く帰ります」
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これから開催される花火大会にも影響が―。神奈川・大磯町で28日に行われる予定だった花火大会は来月4日に開催を先延ばししたが、コンサートや出店を中止するなど規模を縮小しての開催となる予定だという。
通過後も夏のレジャーに影響を及ぼす台風12号。今後しばらく九州付近を迷走するとみられ、離れた場所でも大雨に引き続き警戒が必要。