路上に不審物…危険物でなく“観測装置”か
導線のようなものがついた不審な箱が見つかり、爆発物処理班が出動する騒ぎとなった。
12日、福岡県田川市の住宅地の路上で、不審物があるのを近くの人が見つけ通報した。警察によると不審物は、縦・横15センチ、高さ20センチほどの発泡スチロールの箱で、2本の導線のようなものが出ていたという。警察の爆発物処理班が出動してその箱を回収し、さらに13日、箱を解体して調べたところ、目視では火薬などは確認されず、危険物ではなかったことが判明した。
警察によると、この箱は「ラジオゾンデ」という気象観測装置に特徴が似ているという。「ラジオゾンデ」は上空の気温や風速などを観測するための装置で、通常は海で回収されるということだが、強風など何らかの理由で陸地に落下した可能性もあるという。