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人手不足深刻化…空港職員の人員確保など支援へ 有識者による検討会立ち上げ 国交省 

2023年2月24日 18:35
人手不足深刻化…空港職員の人員確保など支援へ 有識者による検討会立ち上げ 国交省 

急激な航空需要の回復に備え、人手不足が深刻化する空港の地上業務や保安検査の人員確保などの支援を行うため、国土交通省は有識者による検討会を立ち上げました。

空港の地上業務を行うグランドハンドリングの職員や保安検査員は、新型コロナの影響で離職が相次ぎ、現在も航空業界の先行きが不透明なことから人材不足が深刻となっています。

国土交通省によりますと、この影響で各地の空港では、飛行機の出発が遅れたり、保安検査の待ち時間が1時間を超え混雑が相次いでいるといいます。

国土交通省がグランドハンドリングを行う61社に対し行った調査では、コロナ前と比べ職員がおよそ1割~2割減少していることが明らかになりました。別の調査では、保安検査員はおよそ2割減少しているということです。

さらに、コロナにより“脆弱な業界”というイメージが定着し、航空専門学校への入学者もおよそ4割減少しているといいます。

今後、新型コロナの位置づけが5類に変更するほか、中国からの観光客が増加し、航空需要が急激に回復することが見込まれます。

国土交通省は航空需要の回復に円滑に対応するため、有識者による検討会を立ち上げ、空港業務を行う人材の確保や処遇改善、外国人人材の活用などについて具体策を議論し、今年5月から6月に中間とりまとめを行う方針です。

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