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国交省 全日空と日本航空に早期報告求める

2018年11月1日 20:39

日本航空はフライト直前の副操縦士から基準値を大きく超えるアルコールが検出され、イギリスの警察に逮捕されたと発表した。

日本航空は、先月28日、ロンドンのヒースロー空港から、羽田に向かうフライト直前の42歳の男性副操縦士からイギリスの法律の基準値の9倍を超えるアルコールが検出され、現地警察に逮捕されたと発表した。

乗務予定だった便は副操縦士を除く機長2人のみで、およそ1時間遅れで運航されたという。

副操縦士は、事前に機長らとお互いにアルコール感知器によるチェックを行っていたが反応はなく、日本航空は、副操縦士がチェックの際に不正を行った可能性が高いとしている。

乗務員の飲酒を巡っては、全日空が先月31日、二日酔いの機長が乗務できずに5便が遅延したと発表していて、国土交通省は、両社に事実関係を調査し早期に報告するよう求めた。

また、国内全ての航空会社に対し、飲酒に関する法令順守の徹底を指示した上で、どういった対策を取っているのかを今月末までに報告するよう求めている。