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乗客バッテリーから白煙 新幹線が緊急停止

2018年11月10日 1:57
乗客バッテリーから白煙 新幹線が緊急停止

9日、走行中の東北新幹線の車内で、乗客のモバイルバッテリーから白煙があがり、列車が緊急停止するトラブルがあった。

JR東日本などによると、9日午後6時前、東京発盛岡行きの東北新幹線「はやぶさ65号」が、上野駅から大宮駅へ走行中、6号車の車内に白煙が充満し、緊急停止した。

白煙は、6号車にいた乗客の女性が持っていたモバイルバッテリーを床に落とした際にあがり、かけつけた車掌が消火器で消し止めたという。

6号車の乗客「最初に、ぷしゅーって音がして、そこから天井の方からも煙がもくもくおりてきて、あっという間に白い煙で車内が覆われるかたちになって。すごい怖かったです」

20代の女子大学生4人が、「煙を吸って気分が悪くなった」と訴え、病院に搬送された。また、仙台駅で別の乗客1人から「やけどをした」との申告があったという。

列車は大宮駅まで走行したあと運転をとりやめ、乗客およそ720人は後続の列車に乗り換えた。

JR東日本や消防が、詳しい状況を調べている。