国交省 スバルに再発防止策の徹底を勧告
自動車メーカーのスバルが、完成した車両の検査で不正を繰り返していた問題で、国土交通省は、スバルに対し再発防止策の徹底を求める勧告を行った。
スバルは完成した車両のブレーキ検査をめぐり、去年末まで不正行為があったと発表していたところ、実際には不正が最近まで続けられていたことが、国交省の先月の立ち入り検査で発覚するなど、不適切な検査が繰り返されていた。
石井国土交通相は、「信頼を損なう事態を引き起こしたことは、極めて遺憾」とし、14日にスバルに対し、再発防止策の徹底を求める勧告書を交付した。
国交省は、当分の間スバルを、重点的な監視対象にすることにしている。勧告を受け、スバルの中村社長は、「深く反省し、二度とこのようなことが起きないように万全を尽くしていきたい」としている。