パワハラや暴行相次ぎスポーツ庁が審議依頼
スポーツ界でパワハラや暴力行為が相次ぐ事態などを受け、スポーツ庁は15日、日本学術会議に対し、科学的な見地から、スポーツの価値について審議を行うよう依頼した。
スポーツ界では、パワハラや暴力行為が相次ぎ、学校の部活動でも一部で体罰や非合理な練習が行われている現状がある。背景には、スポーツ界の伝統や独自の組織・精神文化などがあると指摘されていて、スポーツ庁は、科学的な見地からスポーツの価値について分析や検討を行う必要があるとして、15日、科学者で作る日本学術会議に対して審議を依頼した。
また、様々なジャンルのコンピューターゲームで対戦相手と戦い、勝敗を競う「eスポーツ」についても、青少年への心身の健康への影響が懸念されるとして学術会議に知見を求めた。
学術会議は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催までに提言を取りまとめたいとしている。