今年のノーベル生理学・医学賞を受賞する京都大学の本庶佑特別教授の祝賀会が２２日夜、都内で行われた。

ノーベル賞の授賞式は来月１０日、スウェーデンのストックホルムで開かれる。本庶特別教授の祝賀会は、都内のスウェーデン大使公邸で行われ、歴代の日本人受賞者１０人もお祝いに駆けつけた。

本庶特別教授は、２０１２年に同じ生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授から、授賞式に向けたアドバイスをもらったと明かした。

本庶佑特別教授「履物や雪が降ったらどうなるかなど、細かいことをきいて参考になった」「和装というか、僕は、日本で研究をしてきたということも、そういう意味があるので、そういう服装で行くのが適切であろうというふうに思いました」

また、記者からの質問には、少し戸惑った様子で今の心境について答えた。

本庶佑特別教授「（授賞式の）準備に追われてますから、正直言って、どのくらい楽しみがあるのかは、まだ分かりません」

本庶特別教授は、「何かをアピールすることが目的ではなく、何をしてきたか正確に伝えることしか考えていない」と述べ、来月の授賞式への意気込みを語った。