平成2年のヒット商品は?1位は巨大水族館
ヒット商品で振り返る「さよなら平成」。今回は平成2年です。
1位「水族館」…各地でオープン!
2位「BSチューナー内蔵テレビ」…ハイビジョンが主流に。
3位「ちびまる子ちゃん」…今なお愛されるマンガ。
4位「スーパーファミコン」…ファミコンが進化。
5位「一番搾り」…豆腐も、油も、お酒も、ビールも!
6位「再生紙」…環境問題への意識が高まり。
7位「ファジー洗濯機」…汚れ具合を自動でチェック。
8位「キュロットスーツ」…スカートに見えるズボン。
9位「ダイヤルQ2」…電話サービスでアダルト業界が社会問題に。
10位「ティラミス」…一大ブームを起こしたスイーツ。
今回注目したのは1位の水族館。平成2年になると、大型水族館の開業が相次ぎました。
平成元年にオープンした「葛西臨海水族園」は、マグロが回遊する巨大水槽が話題に。総事業費73億円の「登別マリンパークニクス」はデンマークのお城がモデル。中でも注目されたのが、世界最大級の水槽を誇る「海遊館」です。目玉は体長4メートル、体重600キロのジンベイザメ。その姿を一目見ようとオープン時には約2万人の行列ができました。
しかし、平成後半になると、水族館のあり方に変化が生まれてきました。サンシャイン水族館の「天空のペンギン」など展示方法に工夫をこらして集客する形に。
平成29年にオープンした「マリホ水族館」。延床面積は海遊館の50分の1しかない小さな水族館ですが、開業から1年で来館者は目標の35万人を超える50万人を達成。ウリは、うねる渓流を再現した水槽。自然の中で泳ぐ魚を見ているかのようなリアルさを追求。スケール勝負の平成水族館は、アイデア勝負の水族館へと変わっていったのです。
【the SOCIAL さよなら平成より】