関空連絡橋タンカー衝突 再発防止策を公表
今年9月、台風によって流されたタンカーが、関西空港の連絡橋に衝突した事故などを受け、国の運輸安全委員会が再発防止策を公表した。
今年9月、大阪湾では、台風21号が接近した際、タンカーが関西空港への連絡橋に衝突し、アクセスが一時遮断されるなど大きな被害が出た。タンカーは当時、いかりを1本だけおろして湾内にとどまっていたが、その後、悪天候により流される「走錨(そうびょう)」と呼ばれる状態に陥った。
再発防止策では、当時付近にいた船舶への調査の結果、いかりを2本おろしていた船の多くが流されなかったことから、台風の際は、いかりを2本おろすことを基本としている。
今回の防止策は、10月、台風24号が接近した際にも神奈川県川崎市の岸壁に貨物船衝突するなど、いかりが流されたことによる事故が相次いだことを受けたもの。