パイロット“飲酒”調査結果と再発防止策
パイロットの過度な飲酒問題で、日本航空と全日空は16日、原因の調査結果と再発防止策を国土交通省に提出した。
日本航空では、先月、基準値を大幅に超えるアルコールが検出された副操縦士がイギリスの空港で逮捕された。報告書では、社内でのアルコール検査の際に、感知器に十分に息を吹きかけず、意図的に不正を行ったと考えられるとしている。また、機長は、副操縦士の検査結果の確認をきちんと行っていなかったという。
一方、先月、機長の二日酔いによって航空機の遅延が発生した全日空は、再発防止策として、パイロットの飲酒量を、乗務の12時間前までに、缶ビールに換算して、500ミリリットル2本までと社内規則に初めて明文化する。