“パイロット飲酒”巡り チェック義務化へ
パイロットによる飲酒が相次いだことを受け、国土交通省は、アルコール濃度の上限値を設け、感知器によるアルコールチェックを義務化する方向で検討を始めた。
パイロットの飲酒をめぐっては、日本航空の副操縦士がイギリスで、現地の基準を超えるアルコールが検出されて逮捕され、全日空でも機長の二日酔いで遅延が発生している。
石井国交相は6日、パイロットの飲酒について新たな基準の検討を始めると発表した。これまで国の基準では定められていなかった体内のアルコール濃度について上限値を設け、感知器を使ったアルコールチェックを義務化する方向で検討が進められる。
また、国交省は日本航空と全日空に対して今月16日までに飲酒の再発防止策を報告するよう求めている。