平成最後の一般参賀 15万人以上が皇居に
皇居では2日、平成最後の新年一般参賀が行われた。平成最多となる15万人以上が訪れたため、天皇陛下は予定より2回多く宮殿のベランダに立たれた。
天皇陛下「新年おめでとう。晴れ渡った空のもと、皆さんと共に新年を祝うことをまことに喜ばしく思います。本年が少しでも多くの人々にとり良い年となるよう、願っています。年頭にあたり、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」
天皇皇后両陛下は皇族方と共に皇居・宮殿のベランダに立ち、笑顔で手を振って応えられた。この日は両陛下にとって在位中最後の一般参賀とあって、多くの人が開門前から並んだため、午前9時半の開門が15分早められ、平成最多となる約15万5000人が皇居に集まった。一般参賀は5回予定されていたが、急きょ6回目が行われ、それでもまだ3000人ほどが陛下や皇族方の姿を見られなかったため、それに気づいた両陛下が「間に合わなかった人にも機会を」と、さらに7回目の開催を決められたという。
両陛下にとって最後の一般参賀が終わると、会場からは「ありがとう」の声とともに拍手が起こっていた。